不登校は心のSOS
2025年09月04日 12:13
いつも秋田YSブログを読んで頂きありがとうございます。
これは、母である私が、
当時の息子の表情や言葉を振り返り、
「もしあの時の息子が、自分の気持ちを言葉にしたらこうなる」
という思いで書いたものです。
あの頃の彼は言葉にできなかったことも多かった。
🌃
だからこそ、今の視点で息子の心を代弁したいのです。
🌃泣き続けた夜と、長い時間を経て見えた光
僕は小学生の頃、いじめや不登校で毎日がつらかった。
心の中は苦しみでいっぱいで、
でも誰にも助けを求められず、
ただただ泣きたい気持ちを押し込めていた。
父からは「男は泣くもんじゃない」と言われて育ったから、
泣くことも弱音を吐くこともできなかった。
僕の心の中には四角い入れ物があって、
そこには感情の目盛りがあった。
普段は増えたり減ったりしていたけれど、
ある日その入れ物から感情があふれてしまい、
どうしようもなくキレてしまった。
しかもその間の記憶がなくなってしまうこともあった。
そんな自分が怖くて、どうしたらいいかわからなかった。
🌕泣き続けた夜
思い切って母に話した。
「僕、どうしたらいいんだろう…」
母は僕をまっすぐ見て、こう言った。
「泣きたい時は泣いていいんだよ。
どんなに泣いても、そばにいるから。」
その言葉で、張りつめていた心が崩れた。
僕はその夜、一晩中泣き続けた。
翌朝になっても涙は止まらず、
母は学校を休ませてくれた。
泣き疲れた僕を抱きしめてくれた母の温もりは、今も心に残っている。
🌼 長いトンネルの中で
でも、泣いたからといってすぐに元気になれたわけじゃなかった。
僕の心のトンネルはとても長く、
前を向けるようになったのは高校生になってから。
そこまでの道のりも、
家族にとっては試練の連続だった。
何度もぶつかり合い、何度も涙した。
何年も続いた苦しい日々。
☀️ それでも出た一言
そんな僕がある日、母に言った。
「母さん。俺、今までいろいろあったよな。
でも、これからどう生きるのかが大事だと思う。」
母は涙を流していた。
小さな変化をずっと願い続けてくれた母の想いが、
やっと僕の心に届いた瞬間だった。
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🌸 時間がかかっても大丈夫
あの頃の僕も、母も家族も、本当に必死だった。
でも今思うのは――
回復には時間がかかってもいい。
それでも、必ず未来はひらける。
母は僕を責めず、何年も寄り添い続けてくれた。
あの時の涙も言葉も、
すべてが今の僕の生きる力になっている。
🌟 誰かに伝えたい
今、不登校や心の悩みを抱えている子や親御さんへ。
すぐに光が見えなくても、
時間がかかっても、何度も涙を流しても、
それでいいんです。
その一歩一歩が必ず未来につながるから。
息子も我々家族も泣いて泣いて、長い時間を経てやっと前を向けた。
だから今、泣いている君も、悩んでいるあなたも、
きっと大丈夫。
深呼吸をして、「今日も生きている自分」を抱きしめてあげてほしい。
それが未来を照らす光になると信じています。
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